「着物にはどんな種類がある?」「結婚式や成人式には、どの着物を選べばいい?」「訪問着と付け下げは何が違うの?」と迷っていませんか。
着物は見た目だけでなく、格・着る人の立場・着用シーン・季節によって適した種類が変わります。華やかだからフォーマルとは限らず、紋の数や柄の入り方、合わせる帯でも装いの格が変わるため、最初は分かりにくいものです。
結論からいうと、結婚式や式典などで迷ったときは、「誰が・どの立場で・どこへ着ていくのか」から選ぶと失敗しにくくなります。

この記事では、代表的な11種類を格の高い順に整理します。目的が決まっている方は、着用シーン別の早見表から確認してくださいね。
- 代表的な着物11種類の特徴と格
- 結婚式・成人式・卒業式・七五三などに適した着物
- 既婚・未婚や年齢による選び方
- 袷・単衣・薄物の季節による違い
- 正絹・ポリエステル・木綿・麻・ウールの特徴
- 着物に合わせる帯の基本
- レンタルと購入のどちらが向いているか
着物の種類と格を一覧で比較

女性の着物は、大きく第一礼装・準礼装・外出着・普段着に分けられます。ただし、色留袖や色無地のように紋の数で格が変わる着物もあり、場面や地域、主催者の考え方によって扱いが異なる場合があります。
| 着物の種類 | おもな格 | 着る人 | 代表的な着用シーン | 合わせる帯の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 打掛 | 第一礼装 | 花嫁 | 挙式・披露宴 | 帯を見せず、掛下の上に羽織る |
| 黒紋付(喪服) | 第一礼装 | 既婚・未婚 | 葬儀・告別式 | 黒の袋帯・名古屋帯など |
| 振袖 | 第一礼装 | おもに未婚女性 | 成人式・結婚式・式典 | 袋帯 |
| 黒留袖 | 第一礼装 | 既婚女性 | 結婚式の母親・近い親族 | 金銀糸を使った袋帯 |
| 色留袖 | 第一礼装~準礼装 | 既婚・未婚 | 結婚式・祝賀会・式典 | 袋帯 |
| 訪問着 | 準礼装 | 既婚・未婚 | 結婚式・入学式・七五三・お宮参り | 袋帯・格のある名古屋帯 |
| 付け下げ | 準礼装~外出着 | 既婚・未婚 | 結婚式・茶会・観劇・食事会 | 袋帯・名古屋帯 |
| 色無地 | 準礼装~外出着 | 既婚・未婚 | 式典・茶会・卒業式・弔事 | 袋帯・名古屋帯 |
| 小紋 | 外出着 | 既婚・未婚 | 観劇・食事・街歩き・お稽古 | 名古屋帯・半幅帯 |
| 紬 | 普段着・おしゃれ着 | 既婚・未婚 | 観劇・食事・街歩き | 名古屋帯・半幅帯 |
| 浴衣 | 普段着 | 年齢・婚姻不問 | 夏祭り・花火大会・温泉 | 半幅帯・兵児帯 |

着物の値段と格は同じではありません。高価な紬でも礼装にはならないため、まずは着用シーンに合う種類を選びましょう。
代表的な着物11種類の特徴
1.打掛|花嫁が着る最も格式の高い婚礼衣装
打掛は、花嫁が掛下などの上から羽織る婚礼衣装です。白一色で清らかさを表す白無垢と、金糸や刺繍を施した華やかな色打掛が代表的です。
白無垢は神前式や和婚で、色打掛は挙式・披露宴・前撮りなどで選ばれます。一般的な着物のように帯を見せる装いではなく、豪華な裾を引く姿が特徴です。
2.黒紋付・喪服|弔事で着る黒い第一礼装
女性の黒紋付は、黒無地の生地に染め抜きの五つ紋を入れた第一礼装です。黒の帯や小物を合わせ、葬儀・告別式などの正式な弔事で着用します。
地域や故人との関係によって、通夜では色無地や江戸小紋などの略喪服を選ぶ場合もあります。弔事は土地や家の慣習が影響しやすいため、親族や葬儀会場へ確認すると安心です。
3.振袖|未婚女性の第一礼装
振袖は、長く華やかな袖が特徴の着物で、おもに未婚女性の第一礼装とされています。成人式だけでなく、結婚式への参列、卒業式、結納、式典などでも着用できます。
袖丈によって大振袖・中振袖・小振袖に分けられ、成人式では中振袖、卒業袴には小振袖や二尺袖がよく使われます。帯は、華やかな袋帯を変わり結びにするのが一般的です。
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4.黒留袖|既婚女性が着る最も格式の高い着物
黒留袖は、黒地の裾部分にのみ模様が入り、五つ紋を入れた既婚女性の第一礼装です。結婚式では、新郎新婦の母親や祖母、仲人夫人、近い親族が着用します。
裾模様には、鶴亀・松竹梅・宝尽くしなどのおめでたい吉祥文様が多く使われます。金銀糸を使った格の高い袋帯、白い帯揚げ・帯締めを合わせるのが基本です。
5.色留袖|既婚・未婚を問わず着られる礼装
色留袖は、黒以外の地色で裾部分に模様が入った着物です。既婚・未婚を問わず着用でき、五つ紋なら第一礼装、三つ紋・一つ紋なら準礼装として扱われるのが一般的です。
結婚式の親族、格式のある披露宴、叙勲、祝賀会などに適しています。黒留袖より柔らかな印象になり、淡いピンク、藤色、水色、薄緑など幅広い色があります。
6.訪問着|結婚式から七五三まで使いやすい準礼装
訪問着は、肩・胸・袖・裾にかけて模様が縫い目をまたいでつながる絵羽模様が特徴です。既婚・未婚を問わず着られ、結婚式のお呼ばれ、入学式・卒業式、七五三、お宮参り、パーティー、茶会など幅広い場面に使えます。
一つ紋を入れると格が上がりますが、紋なしでも華やかな訪問着なら多くの慶事に対応できます。初めてフォーマル着物を借りる人にも選びやすい種類です。
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7.付け下げ|訪問着より控えめな柄付け
付け下げは、着たときに模様が上向きになるよう配置された着物です。一般的には訪問着より柄が控えめで、模様が縫い目をまたいで大きくつながらないものが多く見られます。

訪問着と付け下げは、仕立て上がった状態では見分けにくいことがあります。名称だけでなく、柄のつながりと紋の有無、合わせる帯まで確認しましょう。
袋帯を合わせれば結婚式や式典に、名古屋帯を合わせれば茶会や観劇、食事会に使いやすくなります。近年は訪問着に近い華やかな「付け下げ訪問着」もあり、見た目だけでの区別が難しい場合があります。
8.色無地|紋と帯で慶事にも弔事にも対応
色無地は、黒以外の一色で染めた、目立つ模様のない着物です。紋の数と合わせる帯によって格を調整しやすく、入学式・卒業式・茶会・式典などに着用できます。
明るい地色に袋帯を合わせれば慶事向けに、紫・灰色・紺など落ち着いた地色に黒や銀系の帯を合わせれば略喪服として使えることがあります。ただし、地紋に吉祥文様が入っているものは弔事に向かないため注意しましょう。
9.小紋|全体に繰り返し模様が入った外出着
小紋は、着物全体に同じ模様が繰り返し入った着物です。観劇、食事会、街歩き、お稽古など、普段より少しおしゃれをしたい場面に向いています。
基本的には結婚式などの正式な礼装には使いません。ただし、遠目には無地に見える細かな模様の江戸小紋は、一つ紋を入れることで略礼装として扱われる場合があります。
10.紬|先染め糸で織るカジュアルな着物
紬は、先に染めた糸を使って織り上げる「先染め」の着物です。大島紬・結城紬・牛首紬・塩沢紬など、産地によって風合いや技法が異なります。
高価な紬であっても、基本的な格は普段着・おしゃれ着です。結婚式などの礼装ではなく、観劇、食事、同窓会、街歩き、趣味の集まりなどに向いています。
「高価=格が高い」ではありません。伝統工芸品の大島紬や結城紬は高価でも、着用シーンとしてはおしゃれ着に分類されるのが基本です。
11.浴衣|夏に素肌へ着る最も気軽な和装
浴衣は、もともと入浴後に着る湯帷子をルーツとする、夏の気軽な和装です。一般的には長襦袢を着ず、肌着の上に浴衣を着て、半幅帯や兵児帯を合わせます。
夏祭り、花火大会、縁日、温泉街、カジュアルな街歩きに適しています。足元は素足に下駄が基本ですが、浴衣を夏着物風に着る場合は、長襦袢や足袋、名古屋帯などを合わせることもあります。
着用シーン別|どの種類の着物を選ぶ?

同じ結婚式でも、新郎新婦の母親と友人ゲストでは適した着物が異なります。まず自分の立場を確認してから選ぶことが大切です。
| 着用シーン・立場 | おすすめの着物 | 選ぶポイント |
|---|---|---|
| 結婚式の花嫁 | 白無垢・色打掛・引き振袖 | 挙式形式と会場に合わせる |
| 新郎新婦の母親 | 黒留袖 | 両家で格をそろえる |
| 既婚の姉妹・近い親族 | 黒留袖・色留袖・訪問着 | 新郎新婦との関係と役割で判断 |
| 未婚の姉妹・親族 | 振袖・色留袖・訪問着 | 年齢や式の格式も考慮する |
| 結婚式の友人ゲスト | 振袖・訪問着・付け下げ | 花嫁より目立ちすぎない色柄 |
| 成人式 | 振袖・男性は紋付袴 | 前撮りと当日支度を早めに予約 |
| 卒業式 | 二尺袖+袴・振袖+袴・訪問着 | 学校や立場に合わせる |
| 入学式・卒業式の母親 | 訪問着・付け下げ・色無地 | 淡く上品な色柄が選びやすい |
| 七五三の母親 | 訪問着・付け下げ・色無地 | 子どもより控えめな装いにする |
| お宮参りの母親・祖母 | 訪問着・付け下げ・色無地 | 赤ちゃんの産着と色を調整する |
| 茶会 | 色無地・付け下げ・小紋 | 茶会の格式と流派を確認する |
| 観劇・食事会 | 小紋・紬・付け下げ | 会場の雰囲気に合わせる |
| 夏祭り・花火大会 | 浴衣 | 動きやすさと暑さ対策を優先 |
| 葬儀・告別式 | 黒紋付の喪服 | 地域・親族の慣習を確認する |

結婚式では「親族か友人か」、子どもの行事では「誰が主役か」を考えると選びやすくなります。迷った場合は、会場と立場をレンタル店へ伝えて相談しましょう。
結婚式は新郎新婦との関係で選ぶ
結婚式では、主催者側に近いほど格の高い装いが求められます。新郎新婦の母親は黒留袖、親族は色留袖や訪問着、友人ゲストは振袖や訪問着が代表的です。
両家の母親が和装する場合は、片方が黒留袖、もう片方がカジュアルな小紋にならないよう、事前に装いの格を相談しておきましょう。
七五三・入学式・卒業式の母親は訪問着が選びやすい
子どもの行事では、訪問着・付け下げ・色無地が適しています。主役は子どもなので、金彩や大柄が多すぎるものより、淡い色や上品な古典柄を選ぶと写真全体がまとまりやすくなります。
観光・街歩きは小紋やカジュアル着物で楽しめる
京都や浅草などの街歩きでは、小紋風の着物、アンティーク着物、レース着物、浴衣などを自由に楽しめます。礼装の細かなルールよりも、歩きやすさ・天候・返却時間を優先しましょう。
京都観光で着物を借りる場合は、着物の種類だけでなく、店舗の場所・荷物預かり・返却時間も重要です。街歩き向けプランはwargoの口コミ・料金でも詳しく紹介しています。
着物は既婚・未婚や年齢で種類が変わる?
婚姻状況が明確に関係する代表例は、振袖と黒留袖です。伝統的には振袖は未婚女性、黒留袖は既婚女性の第一礼装とされています。
| 着物 | 既婚女性 | 未婚女性 | 年齢の考え方 |
|---|---|---|---|
| 振袖 | 原則として選ばない | 着用できる | 年齢制限はないが、袖丈や柄の落ち着きで調整 |
| 黒留袖 | 着用できる | 原則として選ばない | 結婚式での立場を優先 |
| 色留袖 | 着用できる | 着用できる | 紋の数と立場で選ぶ |
| 訪問着 | 着用できる | 着用できる | 色柄を年代や場面に合わせる |
| 付け下げ・色無地 | 着用できる | 着用できる | 帯や紋で格を調整 |
| 小紋・紬・浴衣 | 着用できる | 着用できる | 基本的に婚姻状況は問わない |
「40代だから明るい色は着られない」といった厳密な決まりはありません。顔映り、会場、季節、立場との調和を優先し、帯や小物で落ち着きを加えると自然です。
季節による着物の種類|袷・単衣・薄物
着物は仕立て方によって、裏地のある袷(あわせ)、裏地のない単衣(ひとえ)、盛夏に着る透け感のある薄物(うすもの)に分けられます。
| 季節の着物 | 伝統的な着用時期の目安 | 特徴 | 代表的な素材・織り |
|---|---|---|---|
| 袷 | 10月~5月 | 胴裏や八掛などの裏地が付いている | 縮緬・綸子・紬など |
| 単衣 | 6月・9月 | 裏地がなく、袷より軽い | 正絹・木綿・ポリエステルなど |
| 薄物 | 7月・8月 | 透け感があり、通気性を重視 | 絽・紗・羅・麻など |
暑い時期でも、格式の高い式典では季節に合った礼装が必要です。単に涼しい浴衣へ替えるのではなく、夏用の訪問着や留袖、絽や紗の帯、夏用長襦袢などで調整します。
レンタルでは、利用日と会場を入力すると季節に合った商品を提案してもらえる場合があります。屋外移動の長さや会場の空調も伝えましょう。

昔ながらの衣替えは目安として覚え、実際には気温と会場に合わせて調整します。ただし、夏の礼装を浴衣で代用することはできません。
素材による着物の違い
同じ訪問着や小紋でも、素材によって光沢、着心地、価格、手入れのしやすさが変わります。
| 素材 | 特徴 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 正絹 | 上品な光沢としなやかな着心地 | 礼装からおしゃれ着まで | 水や湿気に弱く、専門的な手入れが必要 |
| ポリエステル | 扱いやすく、比較的価格を抑えやすい | レンタル・街歩き・雨の日 | 商品によって質感や通気性に差がある |
| 木綿 | 丈夫で普段使いしやすい | 街歩き・お稽古・日常着 | 基本的にフォーマルには向かない |
| 麻 | 通気性がよく、乾きやすい | 夏着物 | シワが出やすい |
| ウール | 暖かく、日常着として扱いやすい | 秋冬の普段着 | 虫食いと保管に注意 |
結婚式など格を重視する場面では正絹が選ばれやすい一方、雨天の街歩きや気軽なレンタルではポリエステルが実用的です。素材だけで良し悪しを決めず、目的と予算で選びましょう。

写真だけでは素材感が分かりにくいこともあります。ネットレンタルでは、生地の表記と利用者写真、下見サービスの有無を確認すると安心です。
染めの着物と織りの着物の違い
着物は、白い生地を織ってから色柄を染める後染めと、糸を染めてから織る先染めに大きく分けられます。
| 分類 | 代表例 | 特徴 | 格の傾向 |
|---|---|---|---|
| 後染めの着物 | 振袖・留袖・訪問着・付け下げ・小紋 | 絵画のような模様や繊細な染めを表現しやすい | 礼装から外出着まで |
| 先染めの着物 | 紬・お召・木綿の織物など | 糸の色と織りによる風合いを楽しめる | 普段着・おしゃれ着が中心 |
一般に「染めの着物に織りの帯、織りの着物に染めの帯」といわれますが、すべての組み合わせに当てはまる絶対的な決まりではありません。着物と帯の格、素材、色柄、季節を総合して合わせます。
着物に合わせる帯の種類
着物が場面に合っていても、帯の格が合わなければ装い全体のバランスが崩れます。代表的な帯は、袋帯・名古屋帯・半幅帯です。
| 帯の種類 | 格の目安 | 合わせる着物 | 代表的な場面 |
|---|---|---|---|
| 袋帯 | フォーマル~セミフォーマル | 振袖・留袖・訪問着・付け下げ・色無地 | 成人式・結婚式・式典 |
| 名古屋帯 | セミフォーマル~カジュアル | 付け下げ・色無地・小紋・紬 | 茶会・観劇・食事・お稽古 |
| 半幅帯 | カジュアル | 浴衣・小紋・木綿・紬 | 夏祭り・街歩き・普段着 |
| 兵児帯 | カジュアル | 浴衣・気軽な着物 | 夏祭り・街歩き |
袋帯でも、金銀糸を多く使った礼装用と、紬などに合わせる洒落袋帯があります。名称だけで判断せず、帯の柄・素材・仕立てまで確認してください。
着物はレンタルと購入のどちらがいい?

| 比較項目 | レンタル | 購入 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 抑えやすい | 高くなりやすい |
| 着用後の手入れ | 不要なサービスが多い | クリーニング・保管が必要 |
| サイズ | 利用ごとに選べる | 自分の寸法に仕立てられる |
| コーディネート | セットで借りやすい | 帯や小物を買い足して楽しめる |
| 複数回の着用 | 着るたびに費用がかかる | 繰り返し着るほど活用しやすい |
| 家族への継承 | できない | お下がりとして残せる |
| 向いている人 | 着用回数が少ない・保管したくない人 | 何度も着る・自分用に仕立てたい人 |
着用回数が少ないならレンタルが便利
結婚式、七五三、成人式など一度きりの着用なら、着物・帯・小物をまとめて借りられるレンタルが便利です。着用後のクリーニングや長期保管をしなくてよいサービスも多く、着物初心者にも利用しやすい方法です。
何度も着るなら購入も候補
茶道や着付けのお稽古、観劇、季節の外出などで継続的に着る場合は購入も候補です。自分の寸法に仕立てられ、帯や小物を替えながら長く楽しめます。

レンタル料金だけでなく、着付け・ヘアセット・送料・補償まで含めた総額で比べましょう。購入では仕立て代、クリーニング代、保管用品も確認してください。
着物の種類で迷ったときの選び方
- 着用シーンを決める
結婚式・成人式・七五三・観光など、着る目的を明確にします。 - 自分の立場を確認する
主催者側かゲストか、親族か友人か、既婚・未婚などを確認します。 - 会場の格式を確認する
ホテル、神社、レストラン、屋外など、会場に合う格を選びます。 - 季節と素材を選ぶ
利用日、地域、屋外移動、会場の空調から袷・単衣・薄物を選びます。 - 帯・小物を含む全身で確認する
着物単体ではなく、帯、草履、バッグ、ショールまで含めて格をそろえます。
親族の結婚式や格式のある式典で判断できない場合は、レンタル店へ日時・会場・自分の立場・年代を伝えて相談するのが確実です。
着物の種類に関するよくある質問
- 着物は全部で何種類ありますか?
-
分類方法によって数は変わります。本記事では、女性が着る代表的な着物として、打掛・黒紋付・振袖・黒留袖・色留袖・訪問着・付け下げ・色無地・小紋・紬・浴衣の11種類を紹介しています。
- 着物で最も格が高い種類は何ですか?
-
着る人と場面によって異なります。花嫁なら白無垢や色打掛、既婚女性が結婚式で着る礼装なら黒留袖、未婚女性なら振袖、正式な弔事では黒紋付の喪服が第一礼装です。
- 訪問着と付け下げの違いは何ですか?
-
訪問着は、模様が縫い目をまたいでつながる絵羽模様が特徴です。付け下げは模様が上向きに配置され、一般的には訪問着より柄が控えめです。ただし、付け下げ訪問着など中間的な商品もあります。
- 既婚女性は振袖を着られませんか?
-
伝統的な礼装の考え方では、振袖は未婚女性の第一礼装とされています。既婚女性が結婚式や式典に出席する場合は、黒留袖・色留袖・訪問着などから立場に合うものを選ぶのが一般的です。
- 訪問着と留袖はどちらの格が高いですか?
-
一般的には、五つ紋の黒留袖や色留袖の方が訪問着より格が高くなります。留袖はおもに結婚式の親族、訪問着は親族から友人ゲスト、子どもの行事まで幅広く着用できます。
- 小紋で結婚式に出席できますか?
-
一般的な小紋は外出着のため、格式のある結婚式には向きません。結婚式のお呼ばれには、振袖、訪問着、色留袖、付け下げなどが選びやすいでしょう。一つ紋付きの江戸小紋などは扱いが異なる場合があります。
- 紬は高級品でも結婚式には着られませんか?
-
大島紬や結城紬など高価な紬でも、基本的な格は普段着・おしゃれ着です。一般的な結婚式では避け、観劇、食事会、街歩きなどで楽しむのが基本です。
- 夏の結婚式には浴衣を着てもいいですか?
-
浴衣はカジュアルな和装のため、一般的な結婚式には向きません。夏用の振袖・留袖・訪問着や、絽・紗など季節に合った礼装を選びます。
- 着物レンタルでは帯や小物も付いていますか?
-
多くのサービスでは着物、帯、長襦袢、帯締め、帯揚げ、草履、バッグなどをセットにしていますが、足袋、肌着、補整用タオル、髪飾りなどが別料金の場合があります。商品ごとのセット内容を確認してください。
- 初めて着物を借りるなら、どのサービスが選びやすいですか?
-
訪問着や留袖などの礼装は、種類・年代・サイズ・利用シーンから探せる宅配レンタルが便利です。成人式の振袖は試着や前撮り、観光着物は店舗の場所と返却時間など、目的に合うサービスを選びましょう。
まとめ|着物は格・立場・シーンから種類を選ぼう
着物は、種類によって格と適した着用シーンが異なります。
- 成人式や未婚女性の礼装は振袖
- 結婚式の新郎新婦の母親は黒留袖
- 結婚式のお呼ばれや子どもの行事は訪問着
- 茶会や式典は色無地・付け下げ
- 観劇や食事、街歩きは小紋・紬
- 夏祭りや花火大会は浴衣
迷ったら、「着用シーン→自分の立場→会場の格式→季節」の順で絞り込みましょう。レンタルなら、着物だけでなく帯・小物・着付け・送料・補償まで含む総額で比較することが大切です。

